埼玉県秩父郡皆野町大渕には、八百比丘尼がこの地で生まれ、そして没したという言い伝えが残る。
産湯を汲んだところが亜龍井という。
おそらく当時あった井戸の名称だと考えられるが、その場所は確認できていない。
またこの地で没し塚が残る、と言われる。おそらく近くに残る大渕古墳のことを示しているのだろう。
かつては「八百尼葬塚」とも呼ばれていたこの古墳は、八百比丘尼の墓だという言い伝えがある。



また埼玉県秩父郡皆野町金沢には、人魚の肉ではなく「人肉」を食べて不老不死になったという伝説がある。
人肉の伝承は、これが唯一と思われる。

