全国に残る八百比丘尼の足跡をまとめています

千葉県松戸市に伝わる八百比丘尼のお話

千葉県松戸市上本郷には、八百比丘尼についての言い伝えがある。

六軒新田の6人が、上本郷の長者屋敷の庚申講に呼ばれ、人魚の肉をもらったが、一人持ち帰ったものの娘がこれを食べ不老不死になったという。

六軒新田は、現在の風早神社の周辺だという。

以下、本覚寺のHPより引用させていただいた。

昔、風早神社の前の六軒新田(現在の上本郷駅周辺)に住む村人6人が、長者の屋敷で行われる庚申講(こうしんこう)に招かれました。

ところが一人が、「今夜のご馳走に人魚の料理がでる」という話を聞いてきました。

そこで、皆で相談をして、「料理は食べずに持って帰り、途中で捨てよう」ということになったのですが、6人のうち1人は耳が遠く、話がよくわかっていなかったので、人魚の料理を捨てずに、自分の娘に食べさせてしまいました。

その娘は、不思議な力をもつ人魚を食べたので、800年も長生きし、比丘尼となって若狭国(福井県)に住んだということです。

また千駄堀の人が若狭に旅に出た時に、この比丘尼に出会ったそうだ。

千駄堀は上本郷に隣接する地区である。

人魚の肉を持ち帰った理由が「耳が遠くて打ち合わせが聞き取れなかったため」というのが珍しいパターンである。

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